自作プラグイン「制御文字拡張プラグイン」の使い方を紹介します。
以下の記事からプラグインをダウンロードすることができます。
[説明]
文章の入力中などに使用できる制御文字を追加、機能を拡張します。
プラグインパラメーター
パラメーター説明文に書かれている以下の文字について
初期値 | 同様の設定をイベントやアクター毎に個別に行うことができ、個別に設定した場合はその値が優先されます。 |
変数可 | 本来設定する値とは別に、変数を示す制御文字の \V[n] が使用可能です。 nは数値で、例えばn=7のとき7番の変数に格納されている値を使用します。 |
スイッチ可 | 本来設定する値とは別に、セルフスイッチ/スイッチを示す制御文字の \S[n] が使用可能です。 nは数値またはA~Dのアルファベット1文字で、例えばn=7のとき、7番のスイッチの状態(ON=1, OFF=0)を使用します。例えばn=Cのとき、イベント毎に持つセルフスイッチCの状態(ON=1, OFF=0)を使用します。 |
[Default_SE_Volume]
(初期値:変数可) 制御文字\SE
使用時に再生するSEの音量を数値で指定します。
[Default_SE_Pitch]
(初期値:変数可) 制御文字\SE
使用時に再生するSEのピッチ(音の高低)を数値で指定します。
[Default_SE_Pan]
(初期値:変数可) 制御文字\SE
使用時に再生するSEの位相(音の左右のバランス)を数値で指定します。
[Default_Wait_Period]
(変数可) 制御文字\.
使用時に待機するフレーム数を数値で指定します。(デフォルトは15フレーム)
[Default_Wait_Line]
(変数可) 制御文字\|
使用時に待機するフレーム数を数値で指定します。(デフォルトは60フレーム)
[Default_Name_Color]
(変数可) 制御文字\N
または\P
使用時に置き換わる名前に自動的に色を付けて表示します。色番号を指定してください。詳しくは後述します。
[Default_Gold_Background]
(初期値:変数可) 制御文字\$
使用時に表示する所持金ウィンドウの背景種類を番号で指定します。0でウィンドウ背景、1で暗い背景、2で背景を透明にします。
[Default_Gold_Position]
(初期値:変数可) 制御文字\$
使用時に表示する所持金ウィンドウの位置を番号で指定します。0で画面左上、1で中央左、2で左下、3で中央上、4で中央、5で中央下、6で右上、7で中央右、8で右下に表示します。
[Default_ME_Volume]
(初期値:変数可) 制御文字\ME
使用時に再生するMEの音量を数値で指定します。
[Default_ME_Pitch]
(初期値:変数可) 制御文字\ME
使用時に再生するSEのピッチ(音の高低)を数値で指定します。
[Default_ME_Pan]
(初期値:変数可) 制御文字\ME
使用時に再生するSEの位相(音の左右のバランス)を数値で指定します。
追加・機能拡張された制御文字の使い方
\SE[SEファイル名,音量,ピッチ,位相]
文章の表示中にSEを再生します。[]内のSEファイル名はaudio/se/
内のファイル名を拡張子抜きで指定してください。音量、ピッチ、位相、はプラグインパラメーターとは別の値を使用するときに指定します。以下に使用例を示します。
制御文字 | 意味 |
\SE[Cat,20,100,0] | [猫の鳴き声]のSEを音量20、ピッチ100、位相0で再生します。 |
\SE[Bell1] | [ベル1]のSEをプラグインパラメーターの設定で再生します。 |
\SE[Coin,\v[20]] | [コイン]のSEを音量[変数20番に格納されている数値]で、ピッチと位相はプラグインパラメーターの設定を使用して再生します。 |
\.
文章の表示をプラグインパラメーター[Default_Wait_Period]で指定したフレーム数分待機します。(デフォルトは15フレーム)
\|
文章の表示をプラグインパラメーター[Default_Wait_Line]で指定したフレーム数分待機します。(デフォルトは60フレーム)
\N[n]
n番目のアクター名を表示するための制御文字ですが、文字列をプラグインパラメーター[Default_Name_Color]で指定した色に変更して表示します。\C[n]\N[n]\C[0]
という制御文字の表記と同一の効果になり、記述量が減るため楽になります。なお、\N[n]
の直前に明示的に\C[n]
を記述していた場合は、プラグインによる色変更を行わず文章内で指定した色へと変更されます。
\P[n]
n番目のパーティメンバー名を表示するための制御文字ですが、文字列をプラグインパラメーター[Default_Name_Color]で指定した色に変更して表示します。\C[n]\P[n]\C[0]
という制御文字の表記と同一の効果になり、記述量が減るため楽になります。なお、\P[n]
の直前に明示的に\C[n]
を記述していた場合は、プラグインによる色変更を行わず文章内で指定した色へと変更されます。
\ME[MEファイル名,音量,ピッチ,位相]
文章の表示中にMEを再生します。[]内のMEファイル名はaudio/me/
内のファイル名を拡張子抜きで指定してください。音量、ピッチ、位相、はプラグインパラメーターとは別の値を使用するときに指定します。以下に使用例を示します。
制御文字 | 意味 |
\ME[Fanfare1,20,100,0] | [ファンファーレ1]のMEを音量20、ピッチ100、位相0で再生します。 |
制御文字\C[n]
で指定できる表示色について
制御文字\C[n]
を使うことで文章の表示色を変更できます。どの色が使われるかは、img/system/Window.png
の右下部分の色ブロックで決められています。
表示色のサンプルを載せているサイトがありますので、どんな色があるのか参考にしたい方はチェックしてみてください。
[ダウンロード]
以下の記事からプラグインをダウンロードすることができます。